AIR MAX ('97F)





AIR MAX model No.104096
colour MET SLV/VRSTY RED-WHITE-BLACK 061
Manufactured VIETNUM VT 970103
購入価格 16,200
定価 18,000
確認済プレ値 39,800
確認済最安値 6,900
購入日 1997.06.27


発売当時AIR MAX 98と呼ばれていたが、
実際に登場したのはFALL 1997で、
正確には97FのAIR MAXになる。
SC化され、現在ではAIR MAX '97になっている。
しかし、97年に発売したAIR MAXというと、
97Sにリリースされた先代と混乱する為、
AIR MAX '97Fモデルと呼んだほうが間違えにくい。
逆に先代の方は2002年3月に復刻し、
その名もAIR MAXからAIR MAX 2+と名称が変わった。

AM97は、
これまでフォアとヒールで分割されていたマックス・エアを
一体化した新しいエア・システムを
ランニングで初めて搭載したモデルとなる
(初のフルレングス・マックスエアを搭載したのは、
バッシュのAIR MAX UPTEMPO 3。)。

そのエア・システムは、
一般にフルレングス・マックス・エアと呼ばれているが、
ソールの面積に対してエアがカバーしている面積の比率から
84.7%ビジブルとも呼ばれる。
この84.7%ビジブルは、
その後AIR MAX ('98S)に引き継がれたのを始め、
AIR MAX TRICITY、AIR MAX DORO、AIR MAX TL、
AIR MAX TL 2、AIR MAX TL 2.5、
AIR MAX '03などにも流用された。

ミッドソールはポリウレタン、
アウトソールはゴム。

私が所有しているモノはベトナム製だが、
1stカラーでは、他に中国、韓国製が存在する。
そのそれぞれの生産ラインによって、
ミッド・ソールの色が微妙に異なり、
若干同じサイズでもフォルムが違って見えた。
GSにはAIR MAX 95のソールが流用される。

サンプルではAIR TOTAL MAX 3だったとのこと。
アッパーのミドル・フット部のメッシュの面積が、
市販品より広かったりするなどの微差がある。

アッパーに隠れているシューレース・ループは、
オリジナル1stカラーは5段だが、
それ以降6段に変更されている。

外側サイド、アッパー・レイヤーの縫合部が
01HOでスリッポン(AIR MAX '97 S、
MEN:609113-291 WOMEN:698041-341、
各\13,000)の
登場以降、徐々に消滅した。
ちなみに、01HOには
AIR MAX 95 Z(609083-781、
\15,000)も発売されている。

アッパーレイヤーの最上段、
トゥー部の補強ステッチだが、
オリジナルはステッチと並行にダブルで入っていたが、
復刻以降、さらに縦縫も入った。
また、2004年、もしくは2005年あたりから、
アウトソールのヒール部にあった
気圧表示はなくなっている。

SC化された1999年以降も、
地域展開で継続してニュー・カラーが発売されたが、
NJで扱われたモデルは、
アジアやEU地域に比べると極端に少ない。

2002年2月、
1stカラーの復刻(609026-061:AIR MAX '97 B)が
アジアとEU先行でリリースされ、
日本でも同年5月に発売(\15,000)となった
(元々、日本でも2002SPIIにラインナップされていたが、
2月発売の予定が5月に延期となった。)。
また、この頃から徐々に
エア気圧表示のないアウトソールも使用され始め、
2003年末には完全移行している。
価格は\18,000から\15,000に変更となった。
生産国はベトナム製。

その後、2003年にも海外で
1stカラーが復刻(304979-061)があり、
2006年1月には、AIR MAX 360発売に合わせた企画、
History of Airにあわせ、
Air Max '97 Classic
(313105-061 METALLIC SILVER/VARSITY RED-WHITE-BLACK $150)
として発売された。
国内価格は、
2004年頃に再度変更されており、
\16,000だった。

2007年7月末に
Air Max '97(312641-061 MTLIC SLVR/VRSTY RD-NTRL GRY-B $130)
が発売。

2007年8月には
ロープロファイル化したコンセプトモデル、
Air Plata
(サンプルネームは、Air Max 97 Redux)が
発売。

2012年12月末にも
AIR MAX OG COLLECTIONとして
312641-069が発売。国内価格は、\15,000。
合わせて、アッパーをナイロンメッシュに変更した
Air Max 97 Premium(554716-060 METALLIC SILVER/VRSTY RED-BLK)も発売。
国内価格は、\16,000。
当初からアッパーの仕様が変更されたためだろうか、
同時に発売されたEngineered MeshのAir Maxと異なり、
モデル名にEMは付されていない。


最初に画像を見たのは、
シルバー・バレットの入口ドアに貼られていた
画像だった。

それは、
USカタログの表紙から
カラー・コピーしたものだったが、
その画像を一目見て、げっ!と思い、
店の前でしばらく棒立ちになっていた。
全身流れるように身にまとったリフレクターと、
メッシュの輝きに惹きこまれ、
ナイキはすごいものを作ったな!
これぞ究極のエア・マックスだ!と、
思わずに入られなかった。
その時のインパクトは今でも忘れられない。

それからしばらくしてサンプルも店頭に並び、
これは履かなくては!と決断したのであった。
それから店で予約が始まるのを待って、
すぐに予約をして購入に至った。

もうこの頃はナイキ・ブームも下火になっていたが、
この後にリリースされる黒×銀のアジア展開カラーまでは
一応の人気はあったように思うが、
この頃にはAM96の白×緑などは
もう定価を割って売りに出されていたりもした。
ナイキ・ブームがさって、これも急速に価格が下がったが、
2001年位に一度、なぜか市場価格が上がった時期もある。
また、何度か復刻が出ているにも関わらず、
今でも根強い人気があったりもする。

履いた感じは、
全体にメッシュがふんだんに使用されているが、
内張りがしっかりと割と厚めに張られているので、
通気性は若干高いかな?という感じ。

着足感は、
フルレングス・マックスということで、
最初着足時の不安定さと、
アッパーがイマイチ足にしっくりこないカンジがあった。
また履き口が浅く、タンも固い感じがするため、
あまりホールドされていないような感触もあった。
屈曲する部分のアッパーに皺が付いてしまうのも、
なかなか好きになれないでいたかもしれない。
しかし、
履いているうちにそういうことは全然気にならなくなっていた。
着足感は、フルレングスのズームより硬さを感じるが、
弾力性にコシがあるような感触を感じると思う。

慣れてからは大分ヘビーに履いたので、
アッパーのメッシュは穿られたようにほつれ、
屈曲する部分のリフレクターも剥がれ落ち、
中のビニール素地がむき出しになったりしてきてしまった。
さらに困ったことに、
アウトソールのワッフル・パターンのブロックが外側からブロックごと
ひきちぎられるように剥離することである。
言うなれば、プロック抜けである。

銀のシューレース・ホルダー(汎用品)を見つけたので、
大分あとになってからそれを取り付けて履いていたが、
今やお蔵入り…。

2006.03.23には、
AIR MAX 97 iDも登場。

2006.09.30には、
AIR MAX 360とのハイブリッド・モデル
AIR MAX '97 360も登場した。



AIR MAX '97 iDのページ

AIR MAX '97のページ

AIR MAX '97 360のページ

84.7% VISIBLE AIRのページ



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