1997年FALLに登場したAIR MAXに
初めて搭載されたエア。
今まで前後で分割されていた
マックス・エアをフルレングス化したもので、
これは店頭ディスプレイ用に用意された
エア単独のサンプルだ。
一般にフルレングス・マックス・エアと呼ばれているが、
ソールの面積に対してエアがカバーしている面積の比率から
84.7%ビジブルとも呼ばれる。
ソールの大部分をこのエアにしたことによって、
クッショニングの感覚と
見た目のインパクトは強調されることとなったが、
同時に左右の安定性を失うこととなったのは否めない。
しかし、
その左右の安定性を確保するため、
AM03ではミッドソールをTPUに、
AM360ではケージ構造にするといった
ミッドソールを改良することでの
安定性の向上が施され、
現在に至っている。
これまでにも、
この84.7%ビジブルは、
復刻のAM97だけでなく、
AIR MAX TRICITY、AIR MAX TRIPLE CROWNをはじめ、
コールハーンでも2モデルに搭載されてきたが、
2005年ホリデー以降、
他のAMシリーズのエアと同様、
中空成形方式から熱成型方式に変更された。
このことによって、
よりソール・ユニットの形状に合ったエアが作成可能となり、
ソールとエアの密着度が高まった。
外見では、
エアのセンターにあった接合ラインが消滅し、
ミッドソールからのはみ出しがなくなり、
ほぼフラットな形状となった。
気圧は、その大部分が25psiに設定されているが、
ヒールのチャンバー(クラッシュ・パッド)のみ5psiに設定されている。
天地表記がないことから、恐らく左右共用と思われる。
2006/10/14、
ヤフオクにて1,500円で色々と
ソール・ユニット・パーツを落札した中の一つ。
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