TERMINATOR LOW





TERMINATOR LOW model No.309436
colour BLACK/BLACK 001
Manufactured VIETNUM VX 040709
購入価格  6,100
定価    12,000
確認済プレ値 13,000
確認済最安値 4,700
購入日  2005.06.18


オリジナルは1985年に登場した、
米国ジョージタウン大学バスケットボール部(HOYAS ※)のスクール・シューズ。
これまで使用していたLegendに改良が加えられて誕生したという。
BIG NIKE同様、ヒールにはビッグ・ロゴが配される。

※ バスケに限らず、米国ジョージタウン大学のチーム名のことを、HOYASという。

オリジナルには、灰×紺、灰×赤、白×紺の3色で、
タイプはハイ、ローと特注のハイ・トップがあり、
レザーとキャンバスの2タイプが揃えられた。
ボーイズ・バージョンでは、AJ1のシルエットに灰×紺にビッグ・ロゴというものもある。
紐はボディー・カラーの2色、2組が付属していた。
ソールは先に発売されていたLEGENDの流用。

復刻では、Hiに始まり、ローではメンズ、ウィメンズ、GS、PS、TDの展開となる。

別注では、SLAM JAM、UNDEFETEDのプレイヤーズもの、マハリシ、SCOTT PATT、
アレンジとしては、SWAT、ベースボール・パック、グランジ、TWEED、インサイド・アウト、
ズーム入などがある。

復刻ロー001カラーは、04HOにLIMITEDで登場、2004年10月の発売。
アッパーはスムースレザー。
サイズ展開は24〜31、32センチ。
本国での価格は、55ドル。'05年8月、FL系列ではセールで29.99ドルに。

GSで同じ仕様のTERMINATOR LOW GS 309570-001がある。

オリジナルを意識し、シューレースは太い綿紐。



○ オリジナルとの違い ○

ラストが全く異なり、復刻では大分アッパーに高さがある。
オリジナルでは、緩やかなカーブと細いラインで形成されていた平べったいシルエットだったが、
復刻では、全体的に直線的でガチっとした厚みのあるシルエットである。

シューレース・サポートの前方部、オリジナルには半円型のステッチがHi同様にあるが、
復刻では省略されている。
復刻の初期のディテールから大分改善されたが、
初期のサイド・スウッシュは貧相で、ビッグ・ロゴも細かった。


ミッドソールの素材は、
カタログにはEVAとの記載があるが、
実際はミッドソールと呼ばれるほどの緩衝材は入っておらず、
厚手の型紙が間にあるだけだ。
よって、衝撃はソリッドラバーカップソールの高さと、
インソールの厚みで吸収していることになるが、
意外と地面の硬さは足に伝わらない。
ソールの厚みや着足感はダンクに近く、アッパーはAF1に近い印象で、
ダンクとAF1を足して2で割ったようなカンジといえば、想像がつくかと思う。

私は履いたことがないのだが、
もしかすると同じヘリンボーンのノンエア・シューズである
ブレザーの方がソール感は近いかもしれない。
着足面が、外側に凸するダンクと違い、
内側に凹るブレザーと同じなので、
ダンクよりもグリップはある感じだ。

こうしたことを考えると、
これにズーム・エアが搭載されたズーム・ターミが登場したのも頷ける。
ダンクに近いソール感にズームが加わることにより、
ダンクSBのフィーリングに近くなる。

復刻はフォルムの変化から想像して、
オリジナルよりもラストが若干大きいものが用いられていると思われる。
AF1より若干トゥーが狭い感じを受けるが、
ヒールの受けはAF1よりも深い印象がある。
サイズはAF1と同じサイズで大丈夫かと思う。

ダンクの軽さやソールの薄さ、
そしてAF1のシッカりとたアッパーが好みの人ならば、
この復刻されたターミネーターは、
ヘビー・ユースしたくなるモデルだと思う。

全黒だから、意外とアレンジがしやすい。
紐を替えるだけでも、印象はかなり変わる。

カモフラ系にすれば、アーミー・ブーツっぽくなるし、
ピンクやライムにすれば、パンクなカンジにもなる。
丸紐や革紐にすれば、革靴っぽいし、
ブーツ紐を流用するのもいい。
シューレース・プレートやアクセサリーなどをつけると、
成金っぽくなったり、黒のベースでパーツが目立つし。
逆に、黒のままなら、学生服でも目立たなくていいだろう。

実際、発売当初もこういうアレンジが可能だと思っていたが、
ダンク・ローSBのオーストリッチを持っていたので、
かなり安くなったら買おうという位の気持ちだった。

南大沢のアウトレットで購入したのだが、
南大沢には購入する1週間前にも一度行っていて、
この黒ターミもあることを確認していて、
買おうかどうか迷ったところだったが、
その時は踏ん切りがつかなかった。

そんな時、AIR TOTAL MAX SCに加水分解の兆候が見られ始め、
ワッフル・パターンが崩壊し始めたので、
新たに革靴もどきになるスニーカーを探していたことと、
ペイント用のテンプレートでTERMINATORを作成していて、
1足欲しいと思っていたことだったことが、購入に至った理由だ。


靴紐を替えるだけでも色々とバリエーションが広がるし、
とても重宝すると思う。

仕事用に革靴の代わりとして使用していたが、
ヘビー・ユースしていたため、ソール・センター部が擦り減り、
穴が開いてきた。
約1年半の使用だったが、損傷も激しいため、
2007.12.10、廃棄。
廃棄することになってしまったが、
とても履きやすかったし、
また買えるなら欲しい1足だ。

ちなみにオリジナルが発売される前年の1984年、
映画ターミネーターが公開されている。
しかもこの映画の中で、
マイケル・ビーン演じるカイル・リースが
デパートに忍び込み、服を着替えるシーンで
足元がアップになるが、
履いているのがバンダルだったりする。

映画は1984年以前に製作が開始されているので
もちろんオリジナルが発売する前の話だが、
その後、ハリウッドとのタイアップが強まる時期であり、
あながちターミネーターの命名に関係なくもないかもしれない。
実のところ、
映画ターミネーターのヒットを受けて命名されたという話もある。


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