AIR FORCE 1 PREMIUM





AIR FRC1 LE 03 LOWTOP MEN
model No.306353
colour --- 166
product code BMB588-M2-C3-FTSS
Manufactured TAIWAN FT
購入価格 5,250
定価 12,000 (市販版)
購入日   2007.03.17


Air Force 1 Premiumとして発売されたAF1の
Wear Test Sample。
ニューモデルでは、
開発段階で耐久性やモニター・意見を反映させるための
Wear Test Sampleが作成されるが、
レトロ・モデルでも、素材変更される場合など、
稀に作成されている。
Wear Test Sampleは、モニター後回収されるか、
そのままモニターの手に渡ったとしても使用済となるので、
このように無垢のまま発見されることは、ほとんどない。
しかも、紐通し前の状態ということは、
誰の手にも渡らずに、社外に放出された可能性が高い。

サイズが13インチということから推測すると、
各サイズ、Wear Test Sampleが用意されたものの、
サイズ該当者がなく、未使用のまま、
一定期間を置いた後、
本社近くで行われるアウトレット・イベント等で放出されたか、
関係者が手放したかになろう。
2004年の暮れに一度ヤフオクに出品されていたが、
それは未使用ではあるものの、両足とも紐が通されていた。
また、それ以外では見かけたことがないので、
私が確認できているのは、それとこの2足だけだ。

Air Force 1 Premiumとして市販されたものは、
Drum Island PackのWest Indiesのような
カラーリングが施されているが、
このWear Test Sampleは全白だ。

Wear Test Sampleは、
使用する素材や縫製方法等の強度をはじめ、
履き心地など、実用面で問題がないかどうか、
モニターを使って実用実験するために作成されるものだ。
その時点で配色は、
市販品に準ずる必要性は必ずしもないので、
素材素地のまま使用されるか、
構造をより明確に示すために配色を極端にするか、
または、ありものの素材で作成される。

タグにあるサンプル・ネームは
AIR FRC1 LE 03 LOWTOP MENとあり、
作成後に正式名が決定されたか、変更されたか、
そのどちらかが考えられる。

だが、同じくタグを参照すると、
発売時期が05FAと明記されており、
すでに市販は決定していたと言える。
これは、Drum Island Packが発売された時期と
一致している。

加えて、タグには一般的な型番と
Dev Codeが併記されている。
それは、社内や生産ラインでは、
そのモデルの誕生時点で割り振られる
Dev Codeでも管理されるからだ。

このサンプルの作成時期については、
本体に情報がないので不明だが、
このサンプルを最初に見かけた時期や、
Wear Test Sampleがおよそ市販時期の1年前に
作成されることが多いという点を踏まえると、
2004年の夏までには作成されていたと思われる。
このWear Test Sampleも
そういった通常の製品化への過程から
作成されたものであることには間違いないのだが、
話はここで終わらない。

すでに2002年の8月には、
ゴム・ウーヴン仕様のAF1 Lowが
サンプルとして存在しているのである。

それは、
当時原宿にあったオフィシャル・ショップ
AD21で開催されたAF1 20th企画の展示では、
同様のゴム・ウーヴン仕様のLowで
LUXのシューレース・パーツが付いた
黒×カモフラのAF1が展示されていたということだ。

それはまた、
海外ではナイキがオフィシャル・サポートしたイベントでも
何度か展示され、
国内では、2007年1月から、
ナイキ大阪やマルイヤング新宿をはじめとする
全国の主要ナイキ・ショップ等に巡行設置された
歴代AF1を表示できるディスプレイの中にも
収録されていたので、
その存在に間違いはない。

このことから言えることは、
AF1のゴム・ウーヴン仕様が発案されたのは
2002年より前ということになり、
当時はLUXラインでの発売も見越し、
サンプルまで作成されたにも関わらず、
商品化されずに終わっているということだ。

ご存知の通り2代目LUXは、
初代黒Hiと同様のレザー仕様の白Lowのみの発売となり、
約3年経ってPremiumとして市販化となった

ただ2002年版のと異なるのは、
2002年版はインラインで発売されたプレスト・ウーヴンと同様の
太めで縦と横が1:1でスクエアに編みこまれたウーヴンを使用しているのに対し、
2004年版は、プレスト・ウーヴンBと同様の
細めで縦と横が1:2で編みこまれたウーヴンを使用している点だ。

そのことから、
2002年時点ですでにあったアイデアを
2004年に商品化するにあたり、
素材変更が行われたために作成されたと
推測される。

iDが出来るようになったらやってみようとは思っていたが、
もう何足もAF1を買ったし、しばらくAF1を買っていなかったのだが、
25thの年だから何か買いたいな、という意識はあった。

いつものようにオク巡していると、
5,000円開始で出品されているのを発見。
すでに1人入札者がいて、
最終的には2万円前後で落札されるんだろうなと思いつつ、
6,000円までなら出してもいいなと、とりあえず入札。
結局、他に入札者もなく、
最初の入札者は開始値と同額を入札していただけで、
自分が最小入札単位250円上乗せの
5,250円で落札できてしまったと。




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